0か100か。オールオアナッシング思考に振り回される件

  • 2025年2月14日
  • 2025年2月14日
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「100%完璧にできないなら、もう全部ダメ!」 「ちょっとでも予定と違ったら失敗。もうだめ!」

私、ずーっとこの思考に振り回されてきました。

これは 「オールオアナッシング思考(All or Nothing Thinking)」 ってやつで、極端な白黒思考に陥るクセのこと。

摂食障害があると、この思考が本当に厄介で。

「今日は自分が決めたよりも多く食べちゃった…もうだめだ!」

「一口食べちゃったから、全部台無し。もう過食するしかない!!」 …って、極端な方向に走る。

でも、この「0か100か」っていう考え方や生き方は、本当にしんどくて、苦しい。

もう初老のおばちゃんなんだけれど、ずーっと抱えてる生きづらさの原因の一つ。

外からのプレッシャーは仕方ないこともある

完璧を求められる場面って、けっこうたくさんありますよね。

仕事でも、学校でも、人間関係でも。

親に期待され、先生に期待され、上司に期待され、それに応えるにはとにかく 「完璧」を目指さなきゃいけない。それが当たり前。それでこそみんなが求める「わたし」なんです。

だから常に完璧を目指して頑張り続けなきゃいけないし、そうやって生きてきました。

そして、さらに問題なのは…

📌 「完璧じゃない自分を許せないこと!」

📌 「自分で自分を追い詰めること!」

私は、自分にすごく厳しいです。 「これくらいできないとダメだ!」 「完璧じゃないなんてありえない!」 …って、自分を責めるクセがあります。

そして、自分が納得するほど完璧にできることって実は少ない。

だからできない自分が大嫌いで、「なんでできないんだ」「ちゃんとやれ!」「頑張りが足りないんだ」といっつも自分に自分で怒ってる。そして時には痛めつけることも。

外からのプレッシャーは仕方ないにしても、それに加えて、自分自身が自分に常にプレッシャーをかけているんですよね。

いつも自分が自分を見張ってる。気が休まらないしいつも緊張している感じです。

オールオアナッシング思考は性格?それとも摂食障害のせい?

オールオアナッシング思考って、摂食障害だからなの?それとも、もともとの性格が関係していて、それが引き金になって摂食障害になりやすいの?という疑問についてですが

実際には 両方が影響している可能性が高い そう。

① もともとの性格の影響

オールオアナッシング思考を持つ人には、もともと以下のような性格傾向があることが多いと言われてます:

  • 完璧主義 → 100%を目指さないと気が済まない
  • 自己評価が厳しい → ちょっとした失敗も許せない
  • ルールを守る意識が強い → 予定通りに進まないと不安
  • 「こうあるべき」が強い → 理想と現実のギャップに苦しむ

こういう性格の人は、「0か100か」で考えがちになりやすく、これが摂食障害の引き金になることがあるらしい。まさに全部が全部、自分に当てはまります。

② 摂食障害による影響

逆に、摂食障害を抱えることでオールオアナッシング思考が 強化される こともあるみたいです。

例えば…

  • 食事制限をしていると、ちょっとでも食べすぎたら「もうダメ!」と感じる
  • 体重の増減に一喜一憂して、少し増えただけで「終わった」と思う
  • 「成功=痩せること」「失敗=食べすぎること」みたいに極端な思考になりがち

だから、「もともとの性格」+「摂食障害の影響」で お互いに影響し合いながら、オールオアナッシング思考が強まる ことが多いみたいです。

③ どちらが先かは人それぞれ

  • もともと完璧主義だった人が、ダイエットをきっかけに摂食障害になりやすい
  • 摂食障害になったことで、さらに白黒思考が強まる

どちらが先かは人によるけど、どっちも関係している可能性が高い っていうのが答えですかね。

60%の考え方を知ったら、少し楽になった

でもね、ある日気づいたんです。

「そもそも100点を連発するのは難しい。というか、不可能でしょ。なぜ100点じゃないといけないんだ?」

「世の中は白か黒はっきりできない、グレーなことの方がよっぽど多いのでは?」

ずっと前から気づいてはいたけれど、見て見ぬふりをしていたというか・・・

でもマジで0か100か、オールオアナッシングがしんどすぎて、疲れちゃったんです。

年齢を重ねても一向に生きやすくならないし、

くたくたになるほど頑張って100%完璧にしたとして、すごく褒めてもらえるわけじゃない。

むしろ「それで当然」て評価だったり、さらなる要求や期待をされたり。

頑張った自分を褒める間なんてありません。さらに自分に鞭打って頑張り続けるはめになる。

それがホントにしんどくてむなしくて。

で、ついに、私は自分が

「全然優秀でも何でもない。自分はやればできる子じゃない。できない子なんだ!」と認めることにしました。

「優秀なんかじゃない、落ちこぼれなんだから60%できたら合格!御の字!」

この考え方を意識するようになってから、自分自身が本当に楽になりました。力が抜けて、

マジで肩こり首凝りが軽くなって、夜は眠れるようになってきたんです。

バカみたいなんですけど、

完璧にできなかったら休む資格も眠る資格もないって思ってたんですよね。

落ちこぼれの自分でいいじゃない、これがわたし!

自分が何でも100点を目指すこと、何でも完璧にすることに必死で、まさにわき目もふらずに必死で生きてきたのですが、ふと周りを見てみると、みなさん結構適当でゆるくて、グレー。

それでいて誰かにこっぴどく怒られたり否定されたりしなくて、ましてや自分を責めてへこんだり、自分にイライラしたりせず、ふつうに生きている人がたくさんいるんですよね。

わたしもそうしたい、と思いました。

だから常に完璧を目指すのをやめて、80%、いや60%できたら良しとしよう・・・と。

✅ 仕事でミスしたとき、「失敗したからこそ気づけた。次に活かせばいい」と思うように。 (いつもじゃないけど)

✅ 予定より1個多く食べちゃっても、「全部食べるよりはマシ。過食するよりはマシ」と思いとどまれるように。(いつもじゃないけど)

✅ 予定していた仕事がその日に全部終わらなくても、「ここまでは頑張ったし、続きは明日やればいい」と考えられるように。(いつもじゃないけど)

60%でも十分。 グレーでも大丈夫。 自分に完璧を求めないだけで、こんなにも楽になれるんだと感動します。

まとめ

📢 「外からのプレッシャーは仕方ないこともある。」 📢 「でも、せめて自分だけは、60点で合格をあげる!」 📌 「自分で自分を追い詰めない!」 💡 「完璧じゃなくても大丈夫!死ぬわけじゃない」 📌 「100を目指すか、0で我慢するか… じゃなくて中間をとれ!」 📌 「白か黒かじゃなくて、グレーだっていい!むしろグレーゾーンがいちばん広い」 📌 「グレーは楽!優しい!生きやすい!」

思えば幼稚園生の頃からオールオアナッシング思考だったな~。

あまりにも長く0か100かでやってきたので、なかなか癖は抜けないですが

「また100%を目指そうとしてるな」「また無理してる!」と気づけるようになっただけでも大きな変化だと思います。

あなたは、オールオアナッシング思考に振り回されていませんか?

ぜひ、コメントであなたの経験や考えをシェアしてください。

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