「【体験談】「摂食障害を家族が理解してくれない時… 私が心を軽くした方法」」

「『摂食障害?それって甘えでしょ』――家族に言われた衝撃のひと言」。

摂食障害を抱えていると、家族にこそ理解してほしい と思うものですよね。

でも、実際には 家族だからって理解してもらえるとは限らない んです。

私の場合、旦那さんの理解が得られず、それが原因でさらに摂食障害が悪化してしまいました。

今回は、そんな 家族の無理解による苦しみと、その乗り越え方 についてお話しします。


旦那さんに理解してほしかった…でも現実は残酷だった

私は30年近く、過食はあっても嘔吐することはありませんでした。

結婚当初は旦那さんの愛情のおかげで、症状も落ち着いていたんです。

しかし、結婚15年目、コロナ禍で摂食障害が再発・悪化。

そんな中旦那さんから言われたのはは信じられない言葉でした。

📌 「摂食障害が治ったって嘘をついてたの?再発するなんて聞いてない。」

📌 「過食が不快。我慢できないしどうしても許せない。」

過食するたびに旦那さんが不機嫌になり、怒られるのが怖くて こそこそ過食をするようになりました。

でも、それがバレるとまた怒られて責められる…

旦那さんは激高したり口に出して悪態はついたりしない人ですが、

怒ると口をきいてくれなくなります。険しい表情で黙り込み、空気が凍り付きます。

想像を絶する空気の悪さと寒々しさです。

息をするのも苦しいし、身動きするのもこわい。でも別の部屋に行ったり、外出したりすることは許されません。

そういうことがしょっちゅうになり・・・これが 悪循環の始まり でした。

「摂食障害について理解してほしい」と思い、 📚 摂食障害の書籍を勧めたり、 🌍 摂食障害の情報サイトを見せたりしました。

でも、旦那さんの反応は冷たく、

💬 「理解したくないし、知りたくない。」

💬 「摂食障害なのは奥さんでしょう?僕が摂食障害について理解したってしょうがない。」

💬 「自分の問題なんだから、僕は関係なくない?」

一番理解してほしい人に突き放され、絶望しました。

この苦しさから逃れるために、私は嘔吐するようになりました。

はじめは泣けばすっきりしていたんですが、旦那さんの態度が冷たくなるにつれ、

泣くだけじゃ自分の中の苦しさや悲しさ、もやもやを流せなくなり・・・

ある日

旦那さんの不機嫌がひどく、その空気に耐えらず初めて嘔吐したんです。

そしたら少し気分がすっきりして、緊張がほぐれたんです。

そこから嘔吐がやめられなくなりました。

でも、私が嘔吐するようになると、旦那さんの態度はますます冷たくなり、ついには…

💔 「治す気がないんでしょ?」

💔 「なぜ僕が嫌がることを繰り返すの?」

💔 「愛情が冷めた。摂食障害が治らないなら離婚しかないね。」


理解してもらう努力をやめたら、心が軽くなった

旦那さんの言葉があまりにもショックで、過食嘔吐はますますエスカレー。。

体重は55kgから34kgまで減少。見かけがお爺ちゃんみたいになりました。(お婆ちゃんではない)

毎日、旦那さんといるときは彼の冷たい目や不機嫌な態度に常にビクビクし、

ひとりの時間は過食嘔吐を繰り返す、という日々でした。

でも、あるとき突然、 「もう諦めよう」 と思ったんです。

📌 「旦那さんは私の味方にはなってくれる気はないんだ。だったらもう理解してもらおうとする努力をやめよう。」

📌 「彼ははっきりと過食嘔吐が我慢できないし許せないと言った。だったらもう、我慢してもらわなくても、許してもらわなくてもいい」

そう思った瞬間、不思議と 心が軽くなりました。

「理解してもらえない」という苦しみから解放されたんです。

ただ、その代わり 自分一人で摂食障害と向き合わなければならない孤独 も感じました。


「旦那さんが味方になってくれないなら、自分を許そう」と決めた

私はそれまでずっと、摂食障害である自分を許せずに生きてきました。

💬 「また過食してしまった…私はダメな人間だ。」

💬 「ルールを守れなかった…自己嫌悪。」

でも、旦那さんの無理解に直面して初めて、

💡 「私が私の味方にならなければ、誰がなるの?」 と思ったんです。

それまでは自分で自分が許せないから、第三者に許してほしかったんです。

できない自分、失敗してばかりの自分が大嫌いで、常に自分で自分を責めては痛めつけるのが普通でした。

でも、いちばん許してほしい人に「許せない」といわれ、頼って掴んだ腕を振りほどかれて、初めて自分自身を哀れんだ気がします。

誰も許してくれないなら、私が私を許すしかない。

それからは 過食してしまった自分を責めることをやめました。

📌 「今日は過食しちゃった。でも、そんな日もあるよ。」 「しょうがないな~」と軽く受け流す。

📌 「食べたくなるのには理由がある。」ので原因を確認する。ああ、これが原因で今日は過食になったんだな、ってただそれだけ。自分自身に過食した言い訳をするんです。そして「じゃあ仕方ないね」って自分に言う。「なんで過食したんだ!ダメな奴だ」っていうのはナシです。

📌 「摂食障害であることは、罪でも悪でもない。」これを忘れない。旦那さんに責められたら呪文のように心の中で繰り返しつぶやきます。

少しずつですが、 自分を許すことができるようになってきました。


「家族だから」「夫婦だから」理解してくれるとは限らない

旦那さんにとって、私の摂食障害は「不快で我慢できないもの」 だったようです。

実際、旦那さんにこう言われました。

💬 「なぜ奥さんが病気だからって、僕だけが嫌なことを我慢しなきゃいけないの?」

💬 「奥さんだって、僕が毎日嫌なことを繰り返したら嫌いになるでしょ?」

💬 「だから僕の気持ちが冷めても仕方ないよね。」

この言葉を聞いたとき、私は何も言い返せませんでした。

本当は「家族なんだから、夫なんだから、支えてほしい」と思っていました。

でも、旦那さんが言ったことって「正論」だから、「違う」ということができなかった。

📌 「夫婦だから支え合うべき」というのは、私の期待にすぎなかった。

📌 「支えたくない」と思う人に、無理強いはできない。

📌 「ならば、自分で自分を支えるしかない。」

そう考えたら、少しだけ 前を向けるようになりました。


まとめ:「家族に期待しない」という選択肢

摂食障害を抱えていると、家族の言動で快方に向かうこともあれば、

逆に家族の言動が何よりもつらく感じることがあります。

でも、理解してもらえないことに 必要以上に傷つく必要はない と思うんです。

💡 「家族だから、夫婦だから、理解してくれる」は思い込みかもしれない。

💡 「支えたい」と思わない人に期待すること、気持ちを変えようとするのは苦しい。ならいっそあきらめてみる

家族が理解してくれないからといってあなたはひとりじゃないです。

少なくとも34年間、摂食障害を患っているわたしはあなたの味方です。

🌷 「家族に理解してもらえない…」と悩んだことがありますか?

🌷 どんな言葉に傷つきましたか?逆に、どんな言葉がほしかったですか?

ぜひ、あなたの経験を教えてください!😊💬


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